連続講座(2006.7〜2013.2)

 「お話とスライドで楽しむ児童文学の会」の記録

お話 池田正孝さん

(元東京子ども図書館評議員・中央大学名誉教授)

 

会場及び後援では、くにたち中央図書館に大変お世話になりました。

 


第1回 2006.7.15

エリナー・ファージョン『リンゴ畑のマーティン・ピピン』石井桃子/訳 岩波書店)


 

第2回 2006.10.7

R・E・ハリス 『ヒルクレストの娘たち』シリ−ズ (脇明子/訳 岩波書店)


 

第3回 2006.12.2

K・M・ブリッグズ『妖精ディックのたたかい』(山内玲子/訳 岩波書店)


第4回 2007.2.10

アリソン・アトリー『時の旅人』(小野章/訳 評論社)(松野正子/訳 岩波書店)


 

第5回 2007.4.14

ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(脇明子/訳 岩波書店)(生野幸吉/訳 福音館書店)


第6回 2007.6.2

ハワード・パイル 『ロビン・フッドのゆかいな冒険』(村山知義・村山亜土/訳 岩波書店)


 

第7回 2007.10.6

ジル・ペイトン・ウォルシュ/作 『夏の終わりに』『海鳴りの丘』(百々佑利子/訳 岩波書店)


 

第8回 2007.12.22

アストリッド・リンドグレーンの作品 『長くつ下のピッピ』他(岩波書店)


 

第9回 2008.2.2

ジョーン・ロビンソン『思い出のマーニー』(松野正子/訳 岩波書店)


 

第10回 2008.4.5

フィリッパ・ピアス『サティン入江のなぞ』(高杉一郎/訳 岩波書店)


 

11回 2008.6.7

J・M・バリー『ピーター・パン』(福音館書店)(岩波書店)


 

第12回 2008.10.4

セルマ・ラーゲルレーウ゛『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)

         スウェーデン南部を中心に

           


 

第13回 2008.12.6

ケネス・グレアム/作 『たのしい川べ』ーヒキガエルの冒険ー( 石井桃子/訳  岩波書店)


 

第14回 2009.4.11

ビアトリクス・ポター/作 『ピーターラビット』のシリーズ( 石井桃子/訳  福音館書店)

 


 

第15回 2009.6.13

A・A・ミルン/作 『クマのプーさん・プー横町にたった家』( 石井桃子/訳  岩波書店)


 

第16回 2009.10.10

アロイス・カリジェ/作『ウルスリのすず』とスイスの旅( 大塚勇三/訳  岩波書店)


 

第17回 2009.12.5

ヨハンナ・シュピリ/作『ハイジ』( 矢川澄子/訳  福音館書店・他)


 

第18回 2010.2.6

ローズマリ・サトクリフ/作『辺境のオオカミ』( 猪熊葉子/訳  岩波書店)


 

第19回 2010.4.10

フィリッパ・ピアス/作『トムは真夜中の庭で』( 高杉一郎/訳  岩波書店)


 

第20回 2010.6.5

アーサー・ランサム/作『ツバメ号とアマゾン号』( 岩田欣三・神宮輝夫/訳  岩波書店)


 

第21回 2010.10.9

ローズマリ・サトクリフ作『王のしるし』( 猪熊葉子/訳  岩波書店)


 

第22回 2010.12.4

ルーシー・M・ボストン作『グリーン・ノウの子どもたち』 ( 林克己/訳  岩波書店)


 

第23回 2011.2.5

ウイリアム・メイン作『地に消える少年鼓手』( 林克己/訳  岩波書店)


 

第24回 2011.4.9

グリム兄弟『グリム童話』の旅( 岩波書店版、こぐま社版など)


 

第25回 2011.6.4

C・S・ルイスの生涯と『ナルニア国物語』( 岩波書店版)


 

第26回 2011.9.10

『星の王子さま』サン・テグジュペリの生涯( 岩波書店版ほか)


 

第27回 2012.2.4

ヒュー・ロフティング作『ドリトル先生航海記』( 岩波書店版)


第28回 2012.4.7

ローズマリ・サトクリフ作『第九軍団のワシ』( 猪熊葉子/訳  岩波書店)


 

第29回 2012.6.2

ローズマリ・サトクリフ作『ともしびをかかげて』『銀の枝』( 猪熊葉子/訳  岩波書店)


 

第30回 2012.10.6

K・M・ブリックス作『魔女とふたりのケイト』( 石井美樹子/訳  岩波書店)


 

第31回 2012.12.1

フェリックス・ホフマンのグリム ( 福音館書店ほか)

 


 

第32回 2013.2.16

F・H・バーネット作『秘密の花園』( 福音館書店ほか)

 


 

池田正孝先生は、2021年7月22日に、88歳でご逝去されました。

先生には、本当にお世話になりました。

整わない環境、不十分な準備の中、上記のように32回にわたって、講演をしていただきました。その児童文学作品の舞台や作家の歩んだ地などを撮ったたくさんの素敵な写真は、『世界の児童文学をめぐる旅』にまとめられました。この本を見ていると、大きなスクリーンで見ながら、また、講演の後先生を囲んで、いろいろお話をうかがったことなど思い出します。

 心よりお礼申し上げますとともに、ご冥福をお祈りいたします。

多くの方に、この本を開いてお見せしたいような気持ちになります。どうぞ、手に取ってみていただきたいと思います。

 

『世界の児童文学をめぐる旅』池田正孝著・写真 エクスナレッジ出版 2020.10刊

 

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