ブログの最初は、なににしようと考え、やっぱり、片山健さんの『だーれもいない だーれもいない』にしました。
初めてこの絵本を手にした時、輪郭線のない水彩画、その色合い、そして、コッコさんにまいってしまいました。
コッコさんがお昼寝をしている間に、おそらく近くへのお買い物でしょう、お母さんとお兄さんが出かけてしまいます。目を覚ましたコッコさん、おいてけぼりになったことに気づきます。そのコッコさんの寂しさがとてもよく伝わってきます。
子どもたちに、何回読んだでしょう! 100回、200回、もっとでしょうか? 傑作だと思います。
私は「ごめん ごめん コッコさん」のせりふを、お母さんが帰ってきたページで、「コッコさんは なきました。ないて ないて なきました。」は、最後のページをめくりながら、お母さんに抱きついているページで読むようにしました。